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昨日(2020年2月16日)は、娘のピアノの発表会だった。娘はステージ上、とても堂々としていて、ゆったりと優しく、たくさんの愛情を指先に注いで、ドビュッシーの「月の光」を奏でた。
実際のところは緊張で足が震えて、ペダルが上手に踏めなかったらしい。「そんなに緊張!?」と驚くけれど、毎回、そのくらい緊張している話を耳にする。娘には悪いけれど「可愛い」としか思えない、親バカが炸裂してしまう(笑)。
ぶっちゃけ、「月の光」は聴けないと思っていた。
死に際に「お葬式で弾いてほしい」とお願いしないといけない、と変な妄想を膨らませていた。
それがこうして、しっかりと聴くことが出来て、本当に、心から嬉しい。
かけがえのないもの
僕にとって、かけがえのないもの、それは「家族」だ。妻と娘。結婚して、娘が生まれて、僕は自然と、2人のために生きることになった。
2人が笑顔でいられるために、2人が幸せでいられるために、僕が出来ることを精一杯やる。
たまに抗がん剤の副作用で「もういいよね」と心がけて折れてしまう時がある。そんな時も、妻と娘の顔が脳裏をかすめる。悲しませない為には、生きなければいけない。その葛藤が僕を思いとどまらせる。決して、重い足枷ではない。
僕が今、こうしていられるのは、妻のおかげであり、娘がいるからだ。
感謝しかない。
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