日記

病室で大騒ぎ

夕ご飯を食べて、ベッドの上でゴロゴロしていると、病棟の廊下に怒鳴り声が響き出した。

「そんな数字見せられて、ハイ、もう終わりです。なんて納得出来るわけねーだろ!」

「こんな数字、本当なのかよ!」

「数字だけで判断するのかよ!おかしーだろうよ!俺は納得出来ねーよ!」

とのことだった。うんうん、それはそうだ。数字だけみせられても、なかなかそれだけでは、納得出来ないと思う。CT画像は見たのかな?本人はどんな感じなのかな?元気なのかな?それなのに…とかかな?

納得出来ないのは、とても良いことだと思う。未来に繋がる何かを、掴む可能性があるから。まだ、諦めてないってことだ。

ピンチはチャンスでは無いけれど、きっと、そこに希望が見つかることもあると思う。

ただ、怒鳴り続けたらダメだ。

もうダメかも知れない。そんな思いを抱えている人達が、ここには沢山いる。そんな中で大声で怒鳴っているのだから、目も当てられない。最悪。

本人は、当人に関わる人の為に、必死なのはわかる。でも、ここでは、同じような気持ちで、命と向き合っている人達が、沢山いるのだから。とっとと出て行って欲しい。

今、警備員さんが向かって行った。

気持ちは分かるけど、本当に、迷惑だ。

出ていく他はない。

ABOUT ME
kenken
2015年11月に肺腺がんステージ4、余命1年の宣告を受ける。 只今、元気にアディショナルタイムを駆け抜け中! 呟いたりもします。 noteも始めました。