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肺がんステージ4、余命1年から3年。
アディショナルタイムを駆け抜け中のけんけんです。
みなさん、お元気ですか?
僕は相変わらず、ジタバタやってます!
5月になり、「令和」になり
気持ちを新たに少しずつでも前に進む!
けんけんの5月の振り返りと
6月の目標を掲げます!
がんと生きる!
6月も楽しもう!
がんと生きる! 5月の治療の振り返り

5月は12回目のドセタキセルを5月28日に無事投薬することが出来ました。ですが、腫瘍マーカー(CEA)の数値が4月に続けてまた上昇。レントゲン、採血の数値は変動なしですが、1番気になる腫瘍マーカーが上がっているのが嫌な所です。
日付 | 基準値 |
2018/10/03 | 31.7 |
2018/12/05 | 28.1 |
2019/01/15 | 28.1 |
2019/02/06 | 22.7 |
2019/03/06 | 16.9 |
2019/04/02 | 13.7 |
2019/04/30 | 16.4 |
2019/05/28 | 21.8 |
腫瘍マーカー(CEA)の数値上昇をうけて、6月はCT検査を入れました。去年の8月以来のCT検査になります。まぁ、念のためといった話ですが、気になるところ・・・。
また、ここでも転移や憎悪が見られた場合の、次の薬の話もしました。候補に挙がったのは3剤あります。
- パクリタキセル
- オプジーボ
- テセントリク
パクリタキセル
実はまだ使ったことがなかった抗がん剤。基本と言ったら変ですが、よく聞くメジャーどころの抗がん剤です。カルボプラチンとの併用療法など目にしますが、僕はカルボプラチンをガイドラインに則った形だと、あと1回しか打てないので、どうなることか?といったところ。まぁ、出来ればまだまだドセタキセルで治療をしたいのが、本心だけどね・・・。
オプジーボ
オプジーボと聞いて、「おや?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。何故ならば、僕のファーストラインがオプジーボだったから・・・。では、何故ここでまた登場するのかというと、実は最初のオプジーボは治験で、治験対象から外れた原因が腫瘍の憎悪でした。この判定が結構シビアなもので、2センチだったから?4mmだったかな?(って、ここ大事なところなのに覚えていない・・・)。それで身近いスパンで終了してしまったんですよね。
妻から話があって、実はこの治療期間中、僕の腫瘍マーカー(CEA)は反応なしの状態だったとのこと。てっきり腫瘍マーカー(CEA)の数値も、腫瘍の憎悪と共に上昇していたものだと僕が勝手に勘違いしていました。まったくの無反応だったそう。だから、そこから見ても、オプジーボの治験が中止になってしまったときに、妻はとてももったいなく感じたそうです。
なので、再度オプジーボで治療を行うのもありなのでは?と妻から提案がありました。僕も再度オプジーボを使うのは違う変化が見られる気がして、結構乗り気です。
テセントリク
テセントリクはオプジーボと同じ、免疫チェックポイント阻害剤です。本当にざっくりな説明ですが、免疫チェックポイント阻害剤のタンパク質は3つあります。
- PD-1
- PD-L1
- CTLA-4
ここで、僕が使ったことのあるのがPD-1のオプジーボとキイトルーダ、そしてCTLA-4のヤーボイの2種類で、残すところがPD-L1の薬。肺がんに適用している薬が2019年6月現在、2剤あります。
- テセントリク
- イミフィンジ
これがバキッと効く可能性もある。なので、まだまだ体力的にも元気なので、今のうちに免疫療法で腫瘍を自らかの免疫で叩く!のもありかと思います。
ですが、これに妻はちょっと及び腰。理由は2つあります。
1つは僕がキイトルーダの副作用で「筋炎」になり、ステロイド治療で治りましたが、一時は腕も上がらないし、首も回らない状態にまでなり、約1ヵ月入院してしまったこと。その間、約2~3ヵ月、がんに対しては無治療だったことが挙げられます。この頃から僕が咳をして意識を失くす頻度が激上がりしてしまいました。
もう1つは、何名か知っている人たちが免疫療法で亡くなったり、大きな副作用に見舞われてしまったこと。
免疫療法は新たながん闘病における武器であると共に、副作用がどこにどのような形で出て来るのか、慎重に見極める必要のある薬だと思っています。抗がん剤でもリスクはもちろんありますが、それよりも大きいと感じてるのは妻だけではなく、僕も一緒。ちょっと躊躇するところです。
でも、まずはCT検査をして、腫瘍マーカー(CEA)がこれ以上に上昇を続けた場合と、CTやレントゲンの変化のバランスをどう捉えるかを主治医と良く相談した上で、決めていきたいと思います。
例えば、腫瘍マーカー(CEA)の数値は上がるけれど、見た目の変化がなければドセタキセルを続ける、ことも出来るか?などですね。ひょっとしたら、次で腫瘍マーカー(CEA)が下がることもあるかも知れないし・・・、これは期待薄なのかな?
まぁ、なるようになれ。で、6月も楽しく行きます。

※ヤーボイは2019年6月現在、肺がんではまだ使用出来ない免疫チェックポイント阻害剤です。僕が使用出来たのは、治験のためになります。
5月の活動の振り返り

- ブログを10本書く。
- 書籍を出版にこぎつける。
- Kindle出版する。
4月の活動は全部未達!でした・・・。では、5月はどうだったのかというと・・・、1つずつ振り返ります。
①ブログを10本書く
なんと5月はブログを11本書きました!目標達成!
な~んて、実はズルしてまして、記事ではないブログ、日記を書き始めました。ちょっとした備忘録です。それを含めてドーピングみたいに11本も書いたことに(笑)。
でも、日記以外の「つぼ」や「むくみ」、「キイトルーダ」、「TS-1」のことなどを書けたので、ブログは好調です。なので、6月も引き続き、いや15本のブログを書きたいと思います!


②書籍を出版にこぎつける
これは未達!なんて、胸を張って言えるものではありませんが、進展があります。というのは、第1稿が完成しました!って、遅いかな?去年から目標として掲げていて、やっとここまで書き上げました。そして、現在手直し中です。内容は「がんに関わる本」です。
当初の予定ではnoteという媒体で、有料で発刊するスタイルを取るつもりでいたのですが「どうせなら出版しよう!」と心変わり。なのに、またここに来て、「やっぱりnoteで出そうかな?」とグラついているところです(笑)。
理由は「まずは一歩でも前に進もう」と、幻冬舎さんに原稿をメールしたら「今の出版業界は自費出版じゃないと出版はほぼ無理です」との返答が帰って来たんですよね。と、同時に自費出版のセールス資料も頂きました。
まぁ、後から幻冬舎さんのホームページをよく読み返したら「まずは原稿を見てもらおう」みたいなサイトだったんですが、下の方までスクロールすると自費出版のことばかり書いてありました(汗)。
メールの返答には内心「んなことあるかいな?」とも思うのですが、僕は著名人じゃないし、研究者や小説家でもない。そんな人が本を出版するとなると、そういうものなのかな?と。
もちろん、出版社さんはたくさんあるので、あちこちめげずに営業を続けながら、手直ししながら、noteでまず出すのか?そのまま出版社めぐりをするのか?それとも、クラウドファンディングで自費出版の費用を募るのか?(これちょっと面白そう)。色々、考えながら、手直ししながら、進んでいきたいと思います。
③Kindle出版する
Kindle出版、まだ出来ていません!ですが、これも進展しています。表紙をお願いしていたイラストが完成しました。そして、タイトルデザインも完成。「後はKindle出版するだけ!」と思いきや、今、大幅に中身を修正しています。といっても時間もかかるので、コツコツ修正中・・・。
出版のために書いているのは「がんに関わる本」ですが、Kindle出版しようとしているのは、昔に書いた小説で、いざ読み返してみたら、ちょっと中途半端なところがポロポロ出て来たんですよね。なので、ここはせっかく出版するので、しっかりと書き上げたいと考えています。
2019年6月の目標

5月を振り返ると、かたつむりスピードだけど進んでる!確実に前進してます!とは言っても、毎日ハードに動いているのか?と訊かれれば、もちろん答えは「NO!」(笑)なんだか、こうして振り返るとやれてる人みたいですが、そんなわけはない。
でも、闘病の合間に原稿を書いたり、ブログを書いたり、ツイートしたり。少しでも自分を発信しながら、ドタバタがん闘病してる僕みたいなヤツもいるから、気楽に頑張ろう!なんて思ってもらえたら、とっても嬉しいなと思います。僕もそうやって、がんと戦っている人たちを見て、心から励まされているから。
- ブログを15本書く。
- noteで出版かな?
- Kindle出版したい!
心の変化と共に、目標も変化しそうな6月です(笑)。毎月、振り返ると未達!未達!となっていたけれど、少しずつ進みだしています。1つずつのゴールは遠すぎるけれど、それでも進んでる。
もちろん、全然進まない月があっても良いと思っています。だって、治療は苦しいし、やっと抜けたのにやる気があるかわからないし。それでも、どうせなら、少しでも楽しく。
がんと生きる!
まったり
ゆっくり、行きます。
3日間お味噌汁1杯の生活から
ようやく今日抜け出した、けんけんより。


掲載されている医療情報は一般論に加え、
多分に主観的見解を含んでいるものであり、
すべての個人に適応できるものとは限りません。
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