2019年5月21日(火)。
ドセタキセル22日目。
- フロセミド(むくみの利尿剤)
- オキノーム5mg(咳、手足のしびれ)
おはようございます。今日も2剤でスタート。
なんだかんだと日記的なブログを書き始めて4日目かな?実はこうして毎日書こうとは思っていない。2日、3日間隔があいても良いと思っている。そのくらい楽に構えていないと、もともと三日坊主な性格なので、続かないのがわかっているからだ。というか、それでも続くか怪しいけれど・・・。
ブログをつづる理由

こうしてブログをつづるのは2つ理由がある。
1つは「存在証明」だ。
もとから自己顕示欲が強いのかも知れない。だって、両親や妻、娘に僕が確かに存在したこの事実は伝わっている。それだけで十分なはずのに、こうしてブログをつづるのだから。もっとシンプルに言えば、目立ちたがりなのだろうと思う(笑)。
もう1つの理由。
それは「誰かの支えになれたら」ということ。
よく目にするフレーズなのだけれど、本当にそう思っている。僕がそうだったからだ。告知を受け、インターネットをさまよい、辿り着いた先に「がんと戦う先輩たち」がいた。その人たちに直接励まされたわけではないけれど、「がんと戦う人がいる」というだけで、勇気をもらえた。
「僕だけじゃない」。そのことだけで、前を向くことまで出来た。
その勇気を、気持ちを、「僕も誰かにあげられることが出来たら」と思う。別にヒーローになりたいわけじゃない。あの不安、恐怖、そこから救われる人が1人でもいれば、最高だ。
出会いと別れ

そして、僕はブログを始めた。最初はアメブロだった。すると、コメントをもらって、知り合いがあっという間に増え、今度はブログを書くことで勇気をもらえたのを覚えている。だから、もしブログをまだ書いたことがない方は、おすすめ。
人間関係が面倒な人も、ぜひブログをつづってみて欲しい。誰かに励まされること、同病の人と知り合い話すことは、それまで体験したことのないことだった。煩わしさより、不安や寂しさが自然と埋まる。不思議な感覚がある。昔からの知り合いと話すような、親戚やいとこと笑い合うような、そんな感じ。
心に響き、つながる。そして、自分が強くなるのがわかる。
初めての出会い
僕がブログを始めてすぐにメールが来た。
ある女性の方からで、彼女もがんを患っていた。
「無理せずに」
「自分のペースでやったらいいよ」
素朴な言葉で、やさしさが伝わる人だった。
メールのやりとりは5回ほど。「ちょっと辛くなった、抗がん剤が変わった」とメールが来て、やりとりはそこまでだった。僕はそうしたやりとりが初めてだったから、泣いた。いつかは自分がそうなるという恐怖がなかったといったら嘘になるけれど、それよりも悲しさが先に立った。
ブログを勧めておいて、何を書いてるんだと思うかもしれないけれど、ブログで同病の人たちとつながるリスクにも触れておきたいと思った。
別れには、死がともなうということ。
もう1人、紹介したい人がいる。僕がブログを見つけ、勇気をもらえた人。その方は男性でBlueさん。アメブロでブログをつづり、そのあと、ホームページを立ち上げた。そのアグレッシブさに、
「僕もいろいろと出来ることがあるかも知れない」
「まだやれるんじゃないか」
「このまま打ちひしがれているだけじゃいけない」
そんな風に思わせてくれる人だった。そんな彼も、1度、ブログが止まり、がん性髄膜炎にかかり、車椅子になっていた。「それでもまだまだがんばる」と、ブログを再開し、そのあと、ブログの更新が無くなった。
僕のこのブログもいずれ、止まるのかも知れない。妻はブログに関与していない。だからピタッと止まって、恐らくそれきりになると思う。まぁ、ぶっちゃけちゃえば、妻はそうしたことを考えるのが嫌で、関与していないのが本当のところだ。
でも、そのときまで、どうかお付き合いいただけたら、嬉しいな。
のんびり
まったり
のらりくらりと、この世界を楽しみたい。
どうぞ、ご一緒に。
ささやかに、過ごそう。
▽午後のひとときに100%びわ茶▽



