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キイトルーダ 第4の治療法 免疫療法について けんけんの体験談!

この記事はこんな方におすすめ
  • 免疫療法に興味がある方
  • 免疫療法治療中の方
  • オプジーボ治療に興味のある方
  • キイトルーダ治療に興味のある方
  • テセントリク治療に興味のある方

「オプジーボ」を耳にしたことがある人は、大勢いるのではないでしょうか?今や3大治療に次ぐ大きな柱として免疫療法があり、その代表的な薬がオプジーボです。

3大治療
  • 外科的手術
  • 放射線治療
  • 抗がん剤治療
  • 免疫療法←NEW!!

今回はそんな免疫療法の中から
「キイトルーダ」を紹介します。

僕は5thラインかな?6THラインかな?で、キイトルーダを使いました。体験談も交えて、ご紹介します。

第4の治療、免疫療法

キイトルーダは免疫療法の薬で「免疫チェックポイント阻害剤」といいます。一般的に抗がん剤は、その薬自体ががんの腫瘍を攻撃しますが、このキイトルーダは違います。キイトルーダは、がんの腫瘍を体内の免疫が攻撃するのを、サポートするのが役目です。がんそのものを叩くのは自分の免疫。キイトルーダは補助的な役割を担います。

私たちの体は病原体やがん細胞と細胞レベルで、日々戦います。免疫細胞が活性化してやっつけていきます。ですが、この免疫細胞も高まり過ぎると、自分の細胞も傷つけてしまうので、免疫細胞にブレーキをかけつつ、バランスを保っています。

がん細胞はそのブレーキ機能を逆手にとって、うまくコントロール。免疫細胞(図ではT細胞)ががん細胞を攻撃しないようにします。

それを阻止して、免疫細胞ががん細胞をやっつけられるようにするのが免疫チェックポイント阻害剤の役割です。

 

H2免疫チェックポイント阻害剤の種類

2019年5月現在、肺がんで使用できる免疫チェックポイント阻害剤は4つです。

免疫チェックポイント阻害剤
  • オプジーボ(PD-1抗体)
  • キイトルーダ(PD-1抗体)
  • テセントリク(PD-L1抗体)
  • イミフィンジ(PD-L1 抗体)

作用する抗体は3つあります。

これらは主に、体の中で免疫ががん細胞などを攻撃させたり、ちょっと抑えたりとコントロールする役目を担っているタンパク質です。

抗体の種類
  • PD-1抗体
  • PD-L1抗体
  • CTLA-4抗体

肺がんで使用出来る免疫チェックポイント阻害剤はオプジーボを含めて3種類ありますが、中身はオプジーボ、キイトルーダが同じ薬で、他にテセントリクがあって、大きく分けて2つに分類されます。

ちなみに、すべてのがん種に関する免疫チェックポイント阻害剤は以下になります。

オプジーボ
  • 悪性黒色腫
  • 非小細胞肺がん
  • 腎細胞がん
  • ホジキンリンパ腫
  • 頭頸部がん
  • 胃がん
キイトルーダ

悪性黒色腫
非小細胞肺がん
ホジキンリンパ種

ヤーボイ
→悪性黒色腫
イミフィンジ
→非小細胞肺がん
テセントリク
→非小細胞肺がん
バベンチオ
→メルケル細胞がん

薬品名と商品名

僕が治験でオプジーボを使用した当初は、薬品名で呼んでいたので、「ニボルマブ」だった。薬品には薬品名と商品名があり、よくわけわからなくなりますよね(笑)。ツウぶりたいときは薬品名の方が、カッコいいですよね。

「ペムブロリズマブ」がさぁ・・・って(笑)。

種類 薬品名 商品名
PD-1阻害剤 ニボルマブ オプジーボ
ペムブロリズマブ キイトルーダ
PD-L1阻害剤 デュルバルマブ イミフィンジ
アテゾリズマブ テセントリク
アベルマブ バベンチオ
CTLA-4阻害剤 イビリムマブ ヤーボイ

 

 

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オプジーボとキイトルーダどっちが効く?

1番気になるのは、オプジーボとキイトルーダ、同じPD-1抗体に作用する薬なら、どっちを使えばいいの?というか、ぶっちゃけどっちが効くの?というところ。

答えは、わかりません!

って、おいおい・・・。

いや、だってオプジーボとキイトルーダを比較研究した実績がないのだから、「こっちが効きますよ!」とは答えることが出来ないのが現状です。むしろ、これが真実なので、「キイトルーダの方が効きますよ!」なんて話す医者は信用ならない医者、そんな判断材料としてこの答えを知っておくことは大切かも?うさんくさい医師バロメーターになります(笑)。

オプジーボとキイトルーダ、何が違うの?

では、同じ薬なのに、オプジーボとキイトルーダで何が違うのか?大きな違いは2つです。

2剤の違い
  • 販売している製薬会社
  • 使用段階

そんな大した違いじゃないですね(汗)。雑な表現になりますが、販売しているメーカーが違うので、商品名も異なります。

製薬会社
オプジーボ 小野製薬 ブリストルマイヤーズ
キイトルーダ メルクアンドカンパニー

使用段階が異なる

例えば非小細胞肺がんの患者さんなら、誰もがオプジーボやキイトルーダを使用出来るわけではなく、それぞれに使用条件があります。

オプジーボ使用の条件
  • 切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
  • 再発、または難治性の古典的ホジキンリンパ腫
  • がん化学療法後に憎悪した根治切除不能な尿路上皮癌
  • がん化学療法後に憎悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性を有する固形癌の2次治療。いわゆるセカンドラインから使用可能。
キイトルーダ使用の条件
  • PD-L1検査で発現率が50%以上の場合は初期治療、即ちファーストラインにキイトルーダを使用可能。
  • 1%未満だとキイトルーダを使用は不可。

例えば僕は肺がんですが、切除不能な進行とあるので、これはステージでいうところの「ステージ4」だったら使用出来るということ。なのでオプジーボは使用出来ますが、実はオプジーボはセカンドラインからになります。キイトルーダは「使用できるかどうか」、また「ファーストラインで投薬可能かどうか」は、PD-L1検査次第ということになりますね。

キイトルーダの副作用

キイトルーダの副作用はオプジーボと同様、さまざまな症状が見られます。

キイトルーダの副作用
下痢 腹痛 発疹 かゆみ
白斑 疲労感 高血糖 口腔粘膜炎
筋肉痛 関節痛 吐き気 嘔吐
食欲不振 息苦しさ 頭痛

また、重篤な副作用もさまざまです。発生率のパーセンテージで見ると、1ケタ、もしくは0.1程度のものも多く見受けられます。この数値を少ないとみるか、身近なものと捉えるかは人それぞれ。ただし、「怖い副作用もある」という事実は知っておくべきだと思います。リスクのある薬でもあるので、覚悟がない場合は、他の抗がん剤を選んだ方が、まだリスクは低いと感じるからです。
※重篤な副作用のパーセンテージは、国内、海外、国際共同試験の一部を参考にしています。KEYNOTE-041、002,006,010,024,042,045,054,087,158,164,189,407。

重篤な副作用
間質性肺炎 4.0%
大腸炎 1.8%
皮膚粘膜眼症候群 0.1%未満
神経障害 1.9%
肝炎 0.9%
硬化性胆管炎 01%未満
甲状腺機能低下症 8.7%
甲状腺機能亢進症 4.9%
甲状腺炎 1.0%
下垂体炎 8.7%
1型糖尿病 0.3%
膵炎 0.3%
筋炎 0.1%
横紋筋融解症
重力筋無力症 0.1%未満
心筋炎 0.1%
脳炎 0.1%未満
髄膜炎 0.1%

キイトルーダの副作用「筋炎」

僕がキイトルーダを投与したときの副作用がこの「筋炎」でした。

えっと、発生率は0.1%だって・・・(汗)。まぁ、1000人投与したら1人が発症すると考えれば、ね。少ないかな?滅多にない副作用ですね・・・。それでも、主治医も免疫療法はどの副作用がどこにどのような形で出て来るかわからないから、と慎重にいつも見てくれています。

僕の場合は、キイトルーダは2週間間隔で投与していくのですが、投与して2週間後、再度投与するための血液検査で、CPKという数値がちょっと上がっていることから始まりました。

それで、1週間様子をみることに。症状としては、首、両腕が少し「筋肉痛かな?」といった軽い感じ。

そして1週間後、CPKの数字がなんと倍に!そのときの症状は、筋肉痛のような痛みが増していて、腕は肩の高さまであがらない状態に。同様に首も回らず。

それで、そのまま即入院となり、ステロイド治療が始まりました。

免疫療法の副作用は経験しているだけに、僕の中では「怖いもの」となっています。発生する確率は「筋炎」が0.1%。となれば、ないに等しい感覚なのに、やっぱり経験すると、ね。

免疫チェックポイント阻害剤では、知っている人でも投与後に目が覚めなかった人もいるし、「重力筋無力症」になった人もいる。この確率は0.1%未満とされている。でも、身の回りにそうした人たちがいると、たとえ0.1%であるとしても「ある」のだと、心にとどめておく必要があるのは確かです。

 

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投与を止めても効果がある

免疫療法により投薬されるオプジーボやキイトルーダは、投与を止めたあとでもその効果があると耳にします。これは2018年10月、大阪大学のチームが学会に発表した論文がもとになっています。

「オプジーボの投与をやめても、20週間以上、免疫を高める効果が続くというもの」。

これは良いニュース!と思ったら、研究対象者は8人。この数って普通なのかな?もっと多くの対象者が必要な気もするけれど、そうした研究の結果だ。僕はこれを信じて、今でも効いてるぞーって、体に言い聞かせている(笑)。都合の良いニュースばかり信じるのはちょっと危ないけれど、「そういうこともあるかも知れない」くらいで希望を持つなら、いいでしょ?(笑)。

免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤のこと

免疫療法という言葉がちょっとメジャーになったのは、本庶 佑(ほんじょ たすく)先生のおかげなところが大きいです。本庶先生がノーベル医学生理学賞を受賞したのは、本庶先生のグループが「PD-1」を発見したからです。ここからオプジーボの開発につながっていくんです。本当に本庶先生あってのオプジーボというわけです。

そして、本庶先生と同時受賞した方がいて、その人はジェームズ・アリソン氏。この方はCTLA-4というたんぱく質を発見。これはヤーボイという免疫チェックポイント阻害剤に関わるたんぱく質です。

僕のファーストラインはオプジーボとヤーボイ。まさにこのお二方の努力の結晶が、「僕の最初の命をつないだ」といっても過言ではありません。

そんな本庶先生が2018/10/05に会見したときの言葉。別のブログでも書きましたが、とても大切なので、再度、ここに載せます。

「科学的に裏付けのない、がん免疫療法をお金もうけに使うのは非人道的だ」

「わらにもすがる思いの患者に根拠のない治療を提供するのは問題だ」

免疫療法というと、今、標準治療で受けられるのは免疫チェックポイント阻害剤です。しかも、適正量を、定められた部位に使用すること。まだ未承認の部位の方は、なんとか希望を持たなければいけないのが現実で、悔しいところです。

けれども、それを狙って、少ない量を高額で投与するのは間違っています。夢の薬のようにうたい、定められていない部位に使用するのも間違っています。

また、免疫療法が目立ってきているので、それに乗じて

  • 樹状細胞療法
  • NK細胞療法

こうした未承認の療法を推奨するのも間違っている。

我々がん患者が気を付けなければいけないポイントです。
足元を見られる。舐められているんだと感じます。

だから、今、「免疫療法」と呼ぶのは免疫チェックポイント阻害剤を使用した療法で、ガイドラインに沿った治療を行うことを僕は免疫療法と呼んでいます。

オプジーボ投与の後の、キイトルーダ

僕はオプジーボを使用して、キイトルーダを使用しました。

オプジーボを中止したのは、治験で使用していて、CEAという腫瘍マーカーが上昇し始め、治験の基準値を超えてしまったためです。といっても、投与した当初、マーカーは反応を示さなかったのですが、徐々に上昇を始めた腫瘍マーカーは上がり、下がり、結果、上昇し始める形でした。そして、CTでも憎悪が認められ、最終的には、オプジーボは効かなくなった、というのが正確なところです。

「じゃあ、キイトルーダだって同じ薬なのだから、効かないんじゃないか?」

キイトルーダを使用し始めて、CEAは下がり始めました。前述した通り、CPKという値が上昇し初めてしまいましたが、腫瘍マーカーは下がり続けたのです。腫瘍マーカーはあくまで1つの指標にすぎませんが、下がったのは事実。キイトルーダは効いていました。

これはあくまでも1例にすぎませんが、オプジーボが効かなかったからといって、キイトルーダが効かないというわけではありません。

夢の薬ではないけれど夢を持って

免疫チェックポイント阻害剤は夢の薬ではありません。効果があるのは約20%。それだけ効けば夢の薬ではあるかも知れませんが、僕は効かなかったので(汗)。

それでも、夢はあります。

少し前までは、最終的な治療は抗がん剤しかありませんでした。そこに現れた新薬なのだから、夢はありますよね。2019年現在から遡り、5年前だったらなかった薬たち。これってすごいことです。この記事を書いていて、イミフィンジを知ったし・・・。

これからまだまだ新薬が出る可能性はあります。

最後まで夢はあきらめず。

希望を持って、今ある生活を楽しみましょう。

とりあえず、僕はアイスを食べます!(笑)

 

 

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2015年11月に肺腺がんステージ4、余命1年の宣告を受ける。 只今、元気にアディショナルタイムを駆け抜け中! 呟いたりもします。 noteも始めました。